ところで民主党、大敗でしたね。
予想通りの結果・・・
昨年の夏以来たった10ヶ月でどうしてこんなに脆くもコケちゃうんだろうか。
昨年の政権交代直後、大勝に浮かれて参議院選は大敗するのではないか、とお客様でこられた連合幹部自身が言っていた。
わかっていてなら・・・つくづくバカだべやと・・・
菅が「普天間」と「政治とカネ」の論点をすりかえる煙幕戦術として、いきなり消費税を繰り出して来てそれはまんまと効を奏したのだけれど、プラスには働かなず、マイナスにしかならなかった。
策に溺れた。
同じ消費税アップを言う自民党は議席を伸ばしたのだから、それから見てもマスコミが騒ぎ立てるように消費税を言い出したこと自体、それほど問題じゃない。
もちろん、まだ政権交代に目覚めていない有権者、あるいは、自民党政権でメシを喰って来た勢力やマスコミの袋だたきもあったけれど、それだけでもない。
国民はバカじゃない。
今、自宅にある電卓では桁数が足りないくらいの国の借金を解消していくのに、政府が国民に負担を求めないわけはない、ととっくに解っている。
が、他の政党・官僚・経済界しか見ないでの、唐突な消費税アップの国民への提起の仕方に呆れ果てた。
社民や国民新党が、民主党との違いをクローズアップする為にした消費税アップ反対の態度表明など国民は歯牙にもかけないことは、今回の彼らの議席数をみれば明らかだ。
確かに劇場政治を小泉で見せつけられ、昨夏の政権交代で国民は自分の投じる1票がなにか時代を突き動かすという感触を国民は手にした。
しかし、有権者はどこでその気分や空気に対し我に戻り立ち止まり、ブレーキをかけるかまでは経験してしていないので、ブレーキとアクセルペダルの踏み加減がまだわからないだけだ。
一部当選した有名人タレント候補もいたわけだが総じて落選したタレント候補者の当落がそれを如実に表している。
これを知ったかぶりして「衆愚」などと済ましている評論家も、一緒にゴミ箱に投げ捨てたい。