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・・・ったく! おまけ付きの娘の帰省
ayaka_1year

  ↑ 21年前こんなだったわが三女が、大学3年を終えて、就活だというのにたった三日間、春休みに帰省した。
 たった、三日間だけの帰省。
 が、たった三日間でも帰省する理由があった。

 おまけ付きの、・・・帰省だった。
red_hand

 オマケ・・・とは、
 最初のたった2合の燗酒で、顔から手まで真っ赤になるような ↑、
 ・・・オノコ氏でした。
 
 前兆はあった。
 連れ合いは数日前から、普段に増して念入りな掃除。
 所狭しと散らかした私の資料類は綺麗さっぱり片付けられて探すのに汗だくで。
 「娘が帰ってくるだけで、そんな念入りな掃除せんでいい」と、陰謀には気がつかない蕎麦屋親爺は間の抜けたことを言ってたくらいだった。
 しかし、実のところ連れ合いは3女とつるんで、昨年、マイレージ1万マイル当たったから三女に会いに、などと理由をつけていきなり東京に行き、3女とオノコとですでに会っていたのだった。

 道理で、連れ合いは3女が今回帰省する3日間の蕎麦屋親爺のスケジュールを、いつになくチェックしてきていた。
 で、2日前、いきなりその3女から猫なで声の電話が。
 「旅行」で、オノコ氏もわが町にくるのだ・・・、と。
 「フム、俺に会いたくて来るのではなく、『旅行』でたまたま来るだけなのだな。」
とつい答えるわたしがいて。

 娘を東京に出し以上、いずれはそんなこともあるかとは思っていた。
 が、TVの一国平和主義ホームドラマみたいなシチュエーションが、我が身にふりかかる羽目になろうとは。
 携帯電話から流れる3女の華やいだ声をよそに、どう歓待してあげようかと・・・

 かつて、3人の娘に、彼氏が出来たなら言っておくことがある、と語ってあげたことがある。
 ・ピアスなんぞしてようものなら、優しく肩を抱いてやり、いきなり耳からピアスを引きちぎってあげる。
 ・レゲエのミュージシャンみたいに髪なぞ編んでたもんなら、板場に招き入れ、若い衆全員に調理用挟みを持たせ、やさしく全方位カットしてあげる。
 ・自分の彼女の親に会うのに腰パンなんぞでくる男なら、板場の若い衆全員に刺身包丁を握ったまま腕組みで勢揃いさせ、ホールスタッフには花ハサミをカチカチ鳴らさせ、その前を通って頂く歓待をしてあげる、
などと言っていたものだった。
 まあ、要はほっぺたに傷がなく、怪しい神仏にハマってなければ・・いいのですが。

 が、三女とオノコ氏が着く時間、急遽小樽観光協会の会議が弊店でセットされていたのをうかつにも忘れていて、折角のイメージ豊かな出迎えは出来ず。
 わざと会議を紛糾させて長引かせ、オノコ氏と会う時間をなくする手もあった。
 小樽観光協会の若手バリバリのこれまた娘五人もいる理事は、
 「いいんですか会議終えて、わたしなら、絶対会いません」
 「会うこと自身、それは敗北です」
と挑発してきて。
 が、それでは敵前逃亡・日和見主義的父親になる。
 日露戦争・日本海海戦の東郷平八郎連合艦隊司令長官のように、砲弾落下・阿鼻叫喚の司令塔で一歩も動かなかったように、本日天気晴朗なるも怒り高しで父親は微動だにせず一歩も動かずだ、と心に決め、会議を終える。

 まずは、住まいで珈琲でもと上がったら、ナント連れ合いは鬼の居ぬ間とばかり彼女の戦略で、もう住まいに上がらせていて。
 戦闘部隊が一致団結できない状況下での困難性が、戦闘前に露呈している。

 ドアをあけたら、三女が異様に緊張しオロオロして。
 連れ合いは台所で背中を向けていて。
 その背中を目線で突き刺してあげて。
 
 正座して蕎麦を食べているオノコ氏の真っ正面に座ってあげて。
 小憎らしいほどの落ち着きで、挨拶をされてきて。
 やってくれる・・・。
 でも、そこは阿羅還・蕎麦屋親爺、努めて暖かく迎えてあげた。
 会議が終わったのを理事連の帰りで知って、店から駆け上がり住まいに転がり込むように入ってきた若女将は、それを見て拍子抜け。

 連れ合いは、既に寿司屋の予約なんぞしており、わが夫婦と3女とオノコ氏で向かう。
 寿司屋に到着。
 馴染みの若い板さんは、娘と蕎麦屋親爺の間に座るオノコ氏と私の表情を見て即状況を察知し、他のお客から離れた席に案内し、注文も聞かずマキスを握ったまま立ち尽くし、馴染みの仲居さんもいつになく固く。
 空気を和ませるために、
 「今日は・・・呑むぞ!」
 連れ合いは、
 「・・だそうです」
 3女は即防衛体制に入り、
 「彼のお父様は一滴もお酒はやらないの」
と「お父様」なんて火に油を注ぐ一言を言ってくれて。
 そこは、阿羅還、にやりと笑みが浮かぶのを押さる私がいて・・・。
 「付き合ってる女の父親が薦める酒呑めんなど、男がすることではないよな」
と板前さんに振ってあげて、板さんはオノコと私の会話中継役に目を白黒させる中、私は優しく燗酒を勧め差しつ差されつ。
 「そう、こういうときは燗酒です、あとで利いてくるのが親爺の説教と冷や酒です。」
と若い板さんは懸命な応対だが、一言一言引っかかる。
 「あのな、燗して呑める酒は日本酒だけなんでぇ、食中酒としての燗酒の良さを教えてやってんだ。」
と睨んであげて、板さんの目は連れ合い達を相手する先輩の板さんにすがる目に。
 「そうか、大学の2年先輩か」などという会話で、和みかけたと判断した若い板前がつい又調子に乗り、
 「勉強になります、私もいずれ同じシーンを経験するんですから」
などと言ってくれて私に睨まれ、フリーズ。
 板さんの目は、まるでテニスの観客がテニスボールを目で追うように、私とオノコ氏を追い、年かさの板さんが笑いながら寿司ネタ談義で助け船。

 2時間、2合徳利 たった6本。
 26歳の普段は日本酒などやらずワイン党の若者にしては、日本酒6合を潰されずに最後まで付き合い、まあ、頑張った。

 しかし、そんな中途半端な歓待は我が家の流儀ではない。

 オノコ氏が宿泊するホテルに皆で向かい、後半合流した長女は、
 「あら、二人でホテルでないの?」
と父親をからかって来て睨まれて連れ合いの後ろに隠れてしまう。
 オノコ氏といえばこれでやっと解放されると安堵の風で、目の前を三女と二人並んで歩いてくれて。
 「その位置は、俺の位置なんだぞ」
 「事業仕分け全盛かもしれんが、父親まで仕分けされてたまるか」
と、心で天に叫び、
 「安堵したら折角殺していた酔いが回るのに」と、優しく背中に語りかけて
・・・やらない。

 「ホテルのバーでカクテルでも」と連れ合いが。
 又、笑みが浮かぶのをこれまた押さえ
 「ウム」
と答え、女性3人はカクテルで、オノコ氏には
 「おれが一番好きなシングルモルトを呑むか?」
と言って、スコットランドの丘を吹き渡るがごとくピートの香り溢れる、しかし酔いの限界状態では少々重くボディの強い「タリスカ」を二人でロックで。
 タリスカ談義の数分で、彼のそれまでの頑張りは刀折れ矢尽き、席をたって。
 バーからトイレは・・遠いのだった。

 まあ、最後の一歩手前まで潰されまいとした頑張りと健闘だけは認めてやらねば・・なるまい。
 と、翌日は、オノコ氏は三女と市内観光で、我が家には一歩も・・・近づかなかった。
 
 打倒し乗る越えてこその獲得でないと・・・。
 まだまだ、だ。

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Comments
厳しいですよー!!
2日目は皆、蕎麦屋親父さんとオノコさんの体を気遣ったのです。

娘さんは親父さんがまだオノコさんに付き合ってくれるとは知らず(>_<)二日目も一緒にどこか行けばよかったねと娘さんとオノコさんは大変残念がってるんです。
娘さんももっと親父さんと一緒に街に繰り出したかったので♪

母の意見を聞きすぎはだめだと姉の助言を得たので、今度は姉の意見も頼りに行きますよ。
Posted by yabukko | 2010/03/18 2:04 PM

もう一人の蕎麦屋親爺さま、
女の子を持つ親として至福の時間を過ごされましたね。
三女…ということは、将来まだまだ同じ機会がありますね。うらやましい限りです!
今度いつか、親爺さまご自身の時のお話なども、あ、いえ、ヒマを見てということで。(^o^)
Posted by s.fujino | 2010/03/18 11:43 PM

おめでとうございます。
今や 恋愛も出来ない若者が多い中よくやったと誉めてあげたいくらいです。両親の育て方が良かった。
まあ現実的な女としては学生結婚?専業主婦?などと考えてしまいます。出来れば仕事をしてほしい。
どんな人にも 自分の一生の人生を大切に考えてほしいと思っています。しかしながら 男親はオロオロするのですね。
面白い。どんな時でも 親はじっと見守りいつでも力になる。世界中で一番の応援団長でいるしかないのですから。
親爺様 頑張れ!
Posted by chi | 2010/03/19 10:59 AM

蕎麦屋親爺殿に「Z旗」が翻ったご様子。臨場感溢れる入電読ませていただき、和やかな気持ちになれました。蕎麦屋親爺司令長官は一歩も動じなかったようですが。。。必勝のT字戦法は連れ合い様がお使いになったご様子。勝負の行方が楽しみです。
Posted by deepwell | 2010/03/24 12:13 AM

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