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魔の法政大学2011社会調査実習!
JUGEMテーマ:観光まちづくり
  法政大学社会学部調査実習チームによるアシュラ

 今日午後7時、観光協会の全面的見直し作業チームの猛烈に濃い会議が終わって、各委員は次の会議に出払い、最高齢の私は解放されて帰宅し、やっとのんびりしてます。
 
 実は私、昨日は頑張りすぎてくたくた状態でした。

 3.11から半年、9.11から10年が明けた昨日は、法政大学社会学部堀川三郎教授以下六人の修士&学生さんによる「社会調査実習」が、今年も9/6から昨日まで6日間あり、その最終日ヒアリングの最終対象が、ナント蕎麦屋親爺なのでした(^^)
 小樽運河保存運動から今日までのわが小樽のまちづくりを対象として、1997年から15年間続く社会学的研究調査なのです。
 6日間、目一杯の数の対象者へのヒアリング、
 小樽の町並みの変遷の調査
など雨が降ろうとやりきり、宿に帰っても解放されず、毎晩深夜までミーティングという地獄の日々を繰り広げるわけです。
 事前に徹底的な堀川教授とM助手の指導による打ち合わせをやりきり小樽に乗り込んでくるわけで、当方も生半可な応答は許されません。(^^)

 その点、事前調査・学習もせず、論文作成だと教授に指示され、実は教授のデータ収集のためにだけ小樽に「調査」に来、観光事業で忙殺される観光協会や市・観光振興室に来られ、資料の「提供は当然だ」という態度をする、叩きたくなるようなそんな大学の学生さん達に法政大の彼等の爪のアカを呑ませたい。

 法政大のこのチームの調査結果は分厚い報告書となってあとで送られきます。
 これまで頂いた報告集↓。

法政大学社会学部調査実習報告書
 ・・・概して、国やコンサルタントの地域診断「報告書」などに登場する人間は、おおかた「Nobody=誰でもないヒト」や「Anybody=誰でもよいヒト」であって、「Somebody=誰かであるヒト」ではないのが実に多い。
 冗談じゃない、地域人は顔も名もある人達なのです。
 歴史的必然性や効率性にとらわれた者達が一方的にみる、マスでしかない地域人が実は面白真面目に仕事と遊びを共有し、涙し笑う、無駄の効用を享受する一人一人の人間なのです。
 そうした目で見ると、理論的で冷たい客観的数字の世界で「ひと塊」だった地域と地域人が、殺していた息吹を吹き返し、鮮やかに際だち色づくのです。

 法政大学の堀川研究室は、そんな調査実習をしてくれるわけです。

 止せばいいのに、前回の同大学社会学部調査で、私は、
 「都会の人間より、俺たち田舎の人間の方がよほど大人なんだわ。
  あのな、都会に住む人はさ、
  なんでも気が合う者同士だけでの付き合いしか、しないんじゃないかい?
  が、俺たち田舎人は、近隣と好き嫌いを超えたところで付き合っていかんと全
  てがうまく回らないし、生きていけないべゃ。
  そんな地域の生活を、
   『無駄なライフスタイル』だ、
   『地域社会に自由がない』だ、
  などと都会人は言ってくれたものだった。
  が、どうだい、今では無駄には効用が沢山あり、意味があることが判明したべゃ。
  大災害などのとき、どれだけその無駄と言われた近所付き合いが力を発揮したか。
  もう「地域社会からの自由」じゃなく「地域社会への自由」の時代だべ。
  俺たち田舎人こそが、はるかに都会人より大人で中身のある生活をしてきたんだべさ。」
と、学生さん達に言ってしまったのです。(^^;)

 3.11とFUKUSHIMAを経て、自分の言ったこの言葉を、今年は自らこっそり噛みしめてヒアリングを受けました。
 昨日、午後7時から午前3時過ぎまで延々八時間ぶっ続けで、院生・学生さんと小樽まちづくりを語り合って。
 通称というか堀川研究室では、この蕎麦屋親爺のせいか、「魔の小樽調査」と呼ばれているらしい。 
 今年のチーム堀川六人衆は、蕎麦屋親爺の長い話に耐え抜き、ダウンすることなく最後まで鋭い質問をぶつけてこられて(^^)、私もたじたじで。

 冒頭の写真は、全てのヒアリングを終えた午前3時。
 例年は小樽運河でやる恒例のチーム全員による「アシュラ」(阿修羅像の真似)。

 それを、今年は煌々と輝く中秋の名月の下、小樽ニシン漁全盛時の三大網元の一人の旧白鳥家別宅(現・杉ノ目邸、元キャバレー現代跡)の玄関前でやってくれた、法政大社会学部堀川研究室の若者達の勇姿です(^^)
 EXILEのCHOO CHOO TRAINのイントロの振り付けも披露してくれて・・・
 ナマで「アシュラ」を見せてもらって、なぜ彼らが阿修羅の物まねをするのか、やっと解明できました。
 彼等学生さん達には、これから聴取不能の小樽弁の語り言葉の「魔のテープ起こし」があり、そして論文テーマ決定と資料と取っ組み合いの論文作成という作業がある。
 止めは、堀川教授と先輩M助手やF先輩らの総がかりの厳しい論文指導が待ち構えております。(^^)
 つまり、手も足も出ない程厳しい論文指導があるので、それで、今の内に小樽で「アシュラ」をやって、手足を精一杯伸ばし切って帰りたいという・・・願望の現れなのでしょう。(^^)

 さて、今年の「チーム堀川2011」はどんな論文を書ききるか!
 報告書が送ってこられるのが実に楽しみです。

【関連記事】
 ・変化とコントロール、2009法政大学社会学部社会調査実習報告書
Otaru Canal Movement | comments(0) | trackbacks(0)
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