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    本保前観光庁長官の道と新長官の道・観光大国という新成長戦略? 2

    • 2010.02.28 Sunday
    • 10:25

    JUGEMテーマ:観光まちづくり
    観光庁Web_Toppage
     オザワの参議院選前の去就で大賑わいの新聞報道です。
     が、そんな政局に惑わされず、政権交代・政治主導というのだから、自らが携わる分野で、政治主導の中身こそを真摯にチェックし、逆提言してあげなければなりません。
     それにしても、(官僚主導から)政治主導と言う言葉は政治家がしっかりしなけならないという意味だと思うのですが・・・、最近の体たらくには目を覆いたくなる。
     結局、「専門的な公務員」を生きた道具として使い切れていなく、大臣・副大臣・政務官だけでやろうとするから、ボロが出まくる。
     官僚を「生きた道具」として使い切る政治家の度量の問題であり、官僚を見極める政治家の眼力と人材ネットワーク力の問題だ。
     その政治家(前原国交省大臣)の度量と眼力とネットワークの不在を自己暴露した典型が、本保前観光庁長官の年末突然の「何の瑕疵もない」更迭だった。
     
     
     拙ブログの2/26の記事、
     ●本保前観光庁長官の道と新長官の道ー観光大国という新成長戦略? 1  
    の続きを記します。

     BSフジ2/22の「プライムニュース・鳩山政権の真正町戦略の課題」で藤本政務官が、観光庁の仕事は要はインバウンドだという主旨を言い、まさにこの数値目標や、あるいは前原大臣や溝畑長官が声高にアピールしているように、観光庁の志向はインバウンドに著しく偏向しているように見受けられます。
     
     そのもととなっている民主党の新成長戦略も、訪日外国人の数値目標がトップポリシーで、主な施策にいたっては
     「訪日観光査証の取得容易化」

     「休暇取得の分散化」
    の2つしか挙げられていません。

     ここにはHPに掲げた観光庁のミッション=戦略シナリオは全く意識されておらず、その核心と考えられる「観光地づくり」などは影も見えません。



     ただひたすら、「数値をあげる」、それだけ。
     まさに戦略シナリオはおろか、人心を動かす理念のかけらもない。
     企業経営の健全さは営業成績ではなく経営理念によってこそ量られる、あるいは、営業成績は個別的押し売りではなく優れた戦略によってこそ達成できる、という経営の基本中の基本を知らないのではないかとさえ思えます。


    続きを読む >>

    私論・小樽・雪あかりの路はどこへ行く! 3:公式ガイドマップ

    • 2010.02.27 Saturday
    • 11:46
     JUGEMテーマ:観光まちづくり

    薄暮のスノーキャンドル

     ↑ 雪あかりの路の会場でスノーキャンドルを製作すると、薄暮のスノーキャンドルの美しさに思わず作業の手がとまり、ため息が漏れ、見惚れる。

     前回は、雪あかりの路実行委のこれまでのポスター論議が、今年の両面印刷ポスター
    を誕生させた経験を踏まえて、雪あかりの路を「更なる成熟という高み」に向け、如何に実行委員会がその世代を超え真正面からの論議に挑戦するための、その論議する場をつくることを訴えた。

     前回の記事でかたりつくせなかったが、ポスターでは・・私見がある。

     そこで、前記事の冒頭に転載した「薄暮の小樽運河」の画像を再録する。
     雪あかりの路をその創成期から見守ってくれてきた友人の、
     暮らしという旅ブログ 蒼光的小樽:ブルーライト・小樽 
    から拝借した写真。

    2007_SL_poster_Morihana

     「私論・小樽・雪あかりの路はどこへ行く! 1:会場づくりについて
    で、以下のように記した。

       ・・・公式会場は札幌雪祭りのような具象的雪像」は禁止だった。
       当然、雪と蝋燭だけ、原色多様も御法度だった。
         「雪の白」
         「夕闇の蒼」
         「闇の黒」
         「灯りの蜜柑色」
       のたった4つによって、しかし千差万別の彩りが創りだされる風景こそを、
       雪あかりの路ならではのものとした、
    と。
     その意味で、 
      暮らしという旅ブログ 蒼光的小樽:ブルーライト・小樽は、「夕闇の蒼」「薄暮の小樽運河会場」を、見事に切り取った画像だ。

     雪あかりの路の小樽運河会場は様々な表情を持つ。
     が、過去12回「夕闇の蒼」「薄暮の蒼」を強くうちだしはしてこなかった。

     薄暮の小樽運河会場の上は、広大な蒼空空間が広がる。
     その夕暮れの薄暮の「蒼」が、雪という雪を蒼く染めて染みいり、それに蜜柑色の蝋燭の灯りが一層映える。
     が・・、雪あかりの路の夕暮れの足ははやく、ほんの30分くらいの一瞬ともいえる時間でしか味わえない。
     その僅かな時間という儚さこそが、薄暮の蒼に揺らめく蜜柑色の灯りを一層際だたせる。
     この蒼い薄暮と蜜柑色のスノーキャンドルの灯りを味わえるだけで、雪のない地方の人々はあこがれて小樽・雪あかりの路に来たくなる。
     
      小樽運河という産業観光遺産と港の上空の広大な蒼空に映える蜜柑色のスノーキャンドルの灯り、そして30〜40分後には暮れなずみ、今度は訪れた闇の漆黒に揺れる赤が一層増したスノーキャ ンドル。
     小樽運河会場は、ロケーションだけなく、「1日の刻の流れをも舞台に取り込む」、それこそが他の町では絶対コピーできない、雪あかりの路なのではないか。
     それをもっと、雪あかりの路ー小樽運河ー小樽・・としてつき出していい。

     2008年雪あかりの路Vol10のポスタリゼーションをかけたあのポスターが表現したかったのは、この「蒼」だったのではないのか、と。

     上記写真が示すとおり、雪あかりの路・小樽運河会場は、時刻によって、アングルによって、様々な表情が多様にある存在であり、「夜の闇の小樽運河」だけではないはずである。
     2010年の小樽運河会場ポスターも蒼が表現されてるが、水面の蒼さが出ていない。
     次回のポスターは、この暮らしという旅ブログさんの写真のような、「蒼」をアピールするポスター製作を提案したい。

     さて、もうひとつの課題が、この記事の表題の、
     雪あかりの路・公式ガイドブック
    だ。
      
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    本保前観光庁長官の道と新長官の道・観光大国という新成長戦略? 1

    • 2010.02.26 Friday
    • 01:54
    JUGEMテーマ:観光まちづくり

    溝畑観光庁長官


     2月22日夜、お客様が引けたので店仕舞をスタッフに任せ居間にあがり、TVのスイッチをONに。
     チャンネルを何となく巡らしていると、ン! 最近見知ったご尊顔が。

     BSフジの「プライムニュース」〜鳩山政権の新成長戦略「観光立国」への課題...に、
      ・観光庁担当の藤本政務官と
      ・溝畑観光庁長官
    が出演して、これからの日本の観光戦略について熱く語っておられました。
     でもキャプションが・・・
     「・・・大分フットモールクラブの代表に専念するが、経営不振の責任を取り去年辞任」
     BSフジも根性ないキャプションをつけるわ、ただの「辞任」じゃないしょ
      注:放送から10日経過すると、テキストしか表示されないので、お早く視てください。

     http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d100222_0

     「日本の宝物をオールジャパンで探して売り込んで行く」(溝畑)
     「観光庁の中身は国際観光の振興だ」(藤本)
     「ありのままの姿を探し、磨き、発信する」(藤本)
     「夢+志=観光大国 日本のエンジンターボ」(溝畑)・・・etc.
     
     元気で勇ましい言葉を聞いているうち、そりゃそうだろうなぁ、頑張らなくちゃと啓発されます。
     確かに観光は経済効果が大きいから、低迷する日本経済の救世主になりうる可能性を秘めている。だから「観光ビジネス」の振興にオールジャパンで取り組んで「観光GDP」をアップさせるが不可欠なんだと。。。

    続きを読む >>

    私論・小樽・雪あかりの路はどこへ行く! 2:論議こそ成熟のエネルギー

    • 2010.02.23 Tuesday
    • 17:51
    JUGEMテーマ: 観光まちづくり

    2007_SL_poster_Morihana

     ↑ 雪あかりの路を、その創成期から見守ってきてくらた多くの友人たちがいる。
     その一人、Morihana氏の
     暮らしという旅ブログ 蒼光的小樽*ブルーライト・オタル
    から拝借した2010雪あかりの路の小樽運河会場写真。

     薄暮の蒼が素晴らしい。
     薄暮の蒼い空が、雪を蒼く染め、その蒼は小樽運河の水面にまで染みいり、蒼の世界に浮玉キャンドルの蜜柑色が、行ってみたい小樽、と誘う。

     さて、2/16にアップした、
    では、雪あかりの路の決定的な環、会場づくり、とりわけ旧国鉄手宮線会場と小樽運河会場づくりに関する私見を述べた。

     早速コメント頂き、又、メールでもご意見を頂いている。
     そもそも、拙ブログへコメントなど滅多にないので(^^)、感謝、多謝、深謝だ。
     それだけ、雪あかりの路は皆さんに注目されているテーマだ、とこれまた嬉しくなる。

     私の私見に関係なく、実行委のメンバーは喜んでいい。

     コメントには・・・

     「私の住むエリアでは、各個人宅前のスノーキャンドルは皆無でした。数年前はそれぞ
       れの家の前にもあったんですが・・・
        町全体でのイベントではなく、一部が大いに盛り上がるイベントになってきているよ
        うに感じるのは僕だけでしょうか?
        個人的な思いは、それぞれの家で、スノーキャンドルが飾られている光景を見てみた
        いです。町中の通りにできる雪あかりの路を。」

    という、極めて本質的な、雪あかりの路が忘れてはならない基本を突きつけてくれたコメントを頂いた。 又、

      「実は、私も灯りの数が少なくなったように感じました。
       全体に地味になったような印象。それはキャンドル位置の高低差の変化がなくなって
       フラットになったせいか、もしくは、大手協賛企業の広告色が薄まったせいなのか…
       あれから、ずーっと考えていました。未だ、その答は明確にこれというものがみつか
       りません。
       ただ、あのようにひそやかな景色は本来の意図に近づいたような気もします。
       原色多用の人工的な色づけが排除され、雪と夕闇の蒼、灯りの蜜柑色によって創りだ
       される風景はほかにはない、ならではのものと思います。
       それを大切にしながら、その灯りの世界が街中に染み出すような、規模拡大がなされ
       ることを願ってやみません。
       スタート時に比べると会場以外の場所でキャンドルが灯されている数が減っているよ
       うに感じましたので…。
       また、道内各地の雪まつり的な雪の工作物が増えすぎたような気もします。
       ファミリーには喜ばれるのでしょうけれど。その分、逍遥感が希薄になりました。」

    というコメントも。 更に、

      「ここ何年か続けて小樽雪あかりの路に通っています。
       他の多くの雪のイベントに比べて、雪あかりの路には心を揺り動かされる不思議な何
       かがあるからです。
       ただ、残念なことに去年から、特に今年は、それがあまり感じられませんでした。
       来慣れてしまったのかとも思うのですが、間違いなく俗化して来たような印象です。
       例えば、手宮線の屋台のうるさい客引きや食べ物のニオイや騒々しい滑り台や、灯り
       のデザインや、とりわけ運河プラザの中庭の雪と氷の造形のセンスの悪さなどは、絶
       対に私の好きだった小樽雪あかりの路ではありません。
       ただ、救いは朝里川会場にあります。
       ここを歩いていると確かに心が切なく動かされます。
       この美しい静けさと物語の予感こそ小樽雪あかりの路の原点のような気がします。
       主催者のご苦労はとても分かるのですが、最近この原点をちょっと見失っているの
       じゃないかと、大変心配しています。
       伊藤整詩集「雪明かりの路」の冒頭にこう書かれています。
       「雪明かりをよく知り、永久に其処を辿るあの人々に、私は之等の詩集を捧げる」
       小樽雪あかりの路は、そこを歩く人々みんなを詩人にしてしまうイベント、そういう
       人々にだけに愛されるイベントであって欲しい。。。
       来年に期待したいと思います。」

    という、詩的な方からも。

     こんなご意見を頂く、皆さん、小樽・雪あかりの路の質的成熟を願ってくれている。

     その一方で、

      「蕎麦屋親爺が言う雪あかりの路で次第に進行中の無意識な「札幌・雪祭り化」を、
       
    懸命に運営される実行委員会メンバーは、認める視点に立てるのか?
       それは、「来場されたお客様を喜ばす」という、一種の「進歩主義」を否定する作
       業に似て、なかなか理解をえられないのではないか?」

    という、心配を頂く意見をメールで頂いた。

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    in my Life

    • 2010.02.20 Saturday
    • 22:39


    In My Life

    There are places I'll remember
    all my life though some have changed
    Some forever not for better
    Some have gone and some remain
    All these places had their moments
    with lovers and friends I still can recall
    Some are dead and some are living
    In my life I've loved them all

    But....

    by John Lennon
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    「経営悪化の責任明確に」溝畑新観光庁長官の責任調査へ!

    • 2010.02.19 Friday
    • 11:14
    JUGEMテーマ:観光まちづくり
    大分合同470
     当然なのだが、やっと。

     大分合同新聞
     大分FC、減資を検討 債務超過の解消策

    続きを読む >>

    私論・雪あかりの路はどこへ行く! 1:会場づくりについて

    • 2010.02.16 Tuesday
    • 09:27
    JUGEMテーマ:観光まちづくり

     今年の小樽・雪あかりの路Vol.12の期間中、普段は公開されてない「旧三井銀行小樽支店」が公開され、入船公園近くの「坂牛邸」保存再活用を推進しているNPO小樽ワークスの皆さんで Otaru Art Forum 2010 が主催された。
     そのセミナーで、札幌市立大学空間デザインコース専任講師・山田良氏が、プロジェクターでこれまでの氏の作品を紹介頂いた。
     様々に、氏の手になる空間アート作品とその制作への想いを軽妙な語りでご紹介頂いたが、私が個人的に感銘をうけたのが、これ↓

    art_Forum_yamada01

     是非皆さんに見て欲しく、山田良氏がプロジェクターでスクリーンに映した2作品を勝手にデジカメで撮って使わせて貰う失礼をお許し願いたい。

     山田良氏は、
      学生さんと水を満タンにしたポリタンクを背負い、札幌モエレ沼公園の標高62m
      のモエレ山山頂まで運び、その水を使い雪を固めて大小の直方体を作成した。
      これを山麓で見た方は、何があるのかとひたすら山頂目指して昇り、登り切ったら、
      見上げただ佇むだけ、なのです。
    と・・・
     シンプルさゆえに魅了する「力」
     来場されるお客様に媚びて見せるのではなく、自分たちの思いを見せる。

     これこそ12回を数えた雪あかりの路が今見直すべきシーン・・・ではないか?

     同じく、山田良氏は旧三井銀行小樽支店の1,2階の大空間を薄いベールで覆い尽くした。 
     その大空間を覆った同じ素材で、薄いベールの柱を幾本も下げて、来場者の目線を覆い隠された天井にまで誘う。

    art_forum_yamada03

     Breathing Landscape / Perceptonal Air By Ryo Yamada

     生きた風景 気づきの空間 とでも約せばいいのか・・・

     旧三井銀行小樽支店の大吹き抜け空間、その天井漆喰蛇腹や回廊、照明設備などディテールの持つすばらしさを、敢えて薄いベールで「隠し」しまった。
     それが、逆により一層見たい欲求を入場者に煽り、2階への階段に誘う・・・。
     この仕掛けによって、今は一般公開されていない、歴史的な建物としての美しい旧三井銀行小樽支店の内覧を「生きた風景」として、入場者の記憶に刻み込む・・・

     私達、雪あかりの路を立ち上げた一員が、雪あかりの路の創成期に間違いなく持っていた感覚、

     全てさらけ出し見せるのでなく、隠すことで魅入らせる・・・

    を、この山田良氏の空間デザインがまざまざと思い出させてくれた。
     この思考が、創成期の雪あかりの路会場づくりには間違いなくあった。

     12回を経て、小樽・雪あかりの路はどこにいくのか
     雪あかりの路のプレミアム・ディスティネーションはなにか!

     私的な、極めて私的な雪あかりの路考を述べてみたい。

    続きを読む >>

    灯し人・・・2010小樽雪あかりの路

    • 2010.02.14 Sunday
    • 00:14
    JUGEMテーマ:観光まちづくり


     灯す人たち
     灯してくれる人たち
     それが
     小樽雪あかりの路 です。

     ↑今や、小樽の地場会社になった堺町通り・小樽洋菓子舗ルタオ(LeTAO)前広場の灯し人
    続きを読む >>

    2/13 小樽雪あかりの路・しりべしiネットシンポジウム

    • 2010.02.10 Wednesday
    • 20:23
    JUGEMテーマ:観光まちづくり
    後志魅力展シンポジウム520

     2010雪あかりの路Vol.12の最終土曜日、2/13PM3:00から小樽運河プラザ三番庫で、
      しりべし・ニューツーリズム実践編その5
      「北海道・しりべしらしい産業観光への提言」

     と題しまして、
      基調講演を日本観光協会常務理事・総合研究所所長 丁野朗氏
    をお招きします。
     更に、上記丁野朗氏も引き続き隣席いただいて、
      札幌国際大学観光学科准教授・NPO炭坑の記憶推進事業団理事長 吉岡宏高氏
      NPO法人風土デザイン研究所理事長 田村喜子氏
    のお二人と一緒に、
      しりべしの産業観光資源をどう活かすか
    と題して鼎談をしていただきます。
     
     後志21年度上半期入り込み

      かつては、後志支庁管内年間3000万人の観光来訪者を目指そうとした時代・・がありました。
     
     が、年間2500万人の入り込みをピークに、減少傾向にはいりました。
     以降は減少傾向で、平成 20年はかろうじて2000万人はキープしたものの、平成21年上半期だけ40万人弱の減少で、2000万人を切る事態が予想されています。

    後志エリアの過去5年の観光客入り込み
     
     もちろん、様々な要因があります。
     後志エリアの観光入りこみ減少の大きな要因は、地域別にみると観光小樽の減少が大きい。
     リーマンショックからの大不況、円高による海外訪日客減、インフルエンザキャンセル減もあります。
     そうやって分析をすることはできても、では次は何かは仲々回答はありません。
     その一方、本当に後志の観光現場はリーマンショックから立ち直れていない中で、日々をシノぐのに懸命です。
     このような社会条件に弱い観光から、それに左右されない、いわゆる持続的発展が可能な観光地づくりを用意していかないと、ただ復活するかどうかわからないマスツーリズムに自分たちの地域の運命を預けてしまう羽目になってしまいます。
     時代が大きく激動しているときこそ、もう一度今の後志エリアの広域観光と20の個々の市町村の観光まちづくり路線を見直し、その将来を再構築する必要性をしみじみ感じます。 
     
     確かに、後志でもっと激減著しいのが小樽です。
     しかし、未だ700万人ものお客様に来訪頂く小樽で、今、新しい動きが始まってます。
     鰊が群れて産卵に来る「群来(くき)」の到来にあわせて開催した小樽・祝津・鰊祭り、その期間開催した「ニシン番屋巡りツアー」には定員に倍する申込みがあって、案内人が嬉しい悲鳴をあげました。
     雪あかりの路の裏方(スノーキャンドルづくりやそのメンテナンスなど)を見学体験する「バックヤードツアー」は、観光ボランティアさんが驚く申込みで今年は毎日4回を一〇日間開催します。
     後志人には当たり前のシャコをアピールした観光協会と漁協のコラボした「小樽シャコ祭り」には2万人、旧国鉄手宮線を会場にした小樽市内ガラス工房とガラスメーカーのコラボした「ガラス市」にも、事前周知期間が僅かであったにもかかわらず2万人のお客さんの来訪をいただきました。
     JR小樽が企画した赤岩自然道散策や天狗山散策は定員オーバーの400人が殺到する、という現象が続出しているのです。
     一時、970万人の来訪を得、今でも700万人もの年間入り込みの観光小樽ですので、上記のお客様の来場は、せいぜい百人単位から2〜3万人くらいと、マスツーリズム世界では問題にならない「量」かもしれません、
     が、マスツーリズムの塊のように思われてきた観光小樽で、迎える側と訪れる側の「交流と学び」の世界が、現実のものになっているのです。
     
     それが示していることは、観光はもはや観光事業者だけの世界ではなく、そこに生き住む普通の人々が主人公になる時代になった、ということです。
     そして、それが訪れていただいた人々の満足の源泉になってしまった時代となったことです。
     
     それを、観光業界は、
      知識探求型観光
    とか
      体験学習型観光
    と呼んでくれます。
     おいおい、ちょっと待てよ、です。
     そんな風に呼んでくれますが、それは色々ある旅行形態のバリエーションの1つにすぎないのでしょうか?
     
     勿論、産業がなければ地域社会は成り立ちません。
     でも豊かな文化をもった地域でなければ魅力ある観光地ともなり得ず、観光を産業として成立させることは出来ません。
     豊かな文化を育む土壌は、郷土史家の地道な研究であったり、郷土芸能保存の取り組むNPOであったり、あるいは農業体験受け入れの農家であったり、と実は観光を生業としない人々の側にあるのです。
     従って、経済的側面にばかり目を奪われた産業としての観光を叫んでいるだけでは、地域を挙げて観光振興に取り組むなどは無理で、地域の人々のモチベーションも高まりません。
     つまり、
     観光を生業としている人と、
     観光が生業でない人と、
     訪れて頂く人々の三方一両「得」
    をめざすことが、観光振興による「地域の活性化」なのです。
     
     それを、私達はニューツーリズムとしての「産業観光」と呼びます。
     その日本の産業観光の第一人者が、今回のしりべしiネットシンポジウムで基調講演していただく、
     日本観光協会常務理事・総合研究所所長 丁野朗氏
    です。
     そして、ニューツーリズムとしての「産業観光」の先鞭を、この北海道で、石炭・炭坑・鉄道という北海道の近代化を支えた産業とそれよって今日まで育まれてきた都市が一体となって観光を切り口にした地域振興をとして、空知・石狩・後志・胆振の4支庁をまたがって構築しようと「ハブ観光」を提案されているのが、
     札幌国際大学観光学科准教授・吉岡宏隆氏
    です。
     更に、石炭・炭坑・鉄道という北海道の近代化を支えた幌内鉄道となると、日本の近代化遺産、土木遺産をライフワークテーマにされる、小説「北海道浪漫鉄道」の著者、
     NPO風土デザイン研究所理事長・田村喜子氏
    が、パネリストをお引き受け頂けました。

     ニューツーリズム展開としての「産業観光」を、北海道・しりべしからはじめるべく、2/13しりべしiネット・シンポジウムにご参加ください。
     

    講師プロフィール

    国会予算委員会で、観光庁長官人事が追及される。

    • 2010.02.09 Tuesday
    • 20:01
    JUGEMテーマ:観光まちづくり
    衆議院予算委員会22.02.09

     河野太郎衆議院議員が、2/9国会予算委員会で新・観光庁長官人事で前原国交省大臣を追求した。
     予算委員会ビデオはここからダウンロード出来ます。
     このページにアクセスし、左のサイドコラムのカレンダーの2/9をクリックすると、予算委員会のページにいきます。
     その質疑者リストの河野議員の名前をクリックすると、ビデオ画像がダウンロードできます。

    続きを読む >>

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